オランド政権では、テロの事前防止は16件になる。サルコジ時代から比べると17%も安全度が上がっていると指摘した。2012年以来、自称イスラム教師の偽教師イマムや、怨念を説く説教師に関して80に渡る条項で非常に厳しく政府は取締り、排斥してきた。10カ所の過激化したイスラム教寺院や集会所を封鎖処分にしてきている。このような処置と対策を前のサルコジ政権ではやったことが無かったではないかと、バルツとカズヌーブは、サルコジの誤れる仏政府批判を厳しく糾している。今年になってからでもフランスではテロリスト行為で160人が逮捕されている。11月13日からでは、フランス国境の全領域で、検査を受けた者は4800万人もいて、28000人が仏国内に入ることが禁じられている。
事件の起こった7月14日から、犠牲者数は30人ぐらいの時から、ツイッターに国民とりこみの声を掲載してみせて、喝采を得ようとしていた。どういうわけかニース市の教会堂に15日に顔をみせキリスト教徒だけのミサに参加している。ニース全体では殺害のあったイギリス人の散歩道に仮設の追悼所が設けられて献花がなされていたが、そこにはサルコジは参加してない。政治的な取り込みを目的にやってきたサルコジは、市民の悲劇を食い物にする餓鬼界の姿というのがあるが、これを演じていたのであった。サルコジは朝・昼・晩と嘘をついていると批判されているのは有名だが、この嘘も巧みにつくので騙されるのである。とくにテレビ・ラジオがこの嘘を隠す演出をしているのがフランスの悩みである。
(文字数 ;1045)(投稿日本時間 ;2016/07/18午前11時28分)
【参考記事】
http://www.rtl.fr/actu/politique/attentat-a-nice-manuel-valls-et-bernard-cazeneuve-repondent-a-nicolas-sarkozy-7784134322
http://www.lepoint.fr/politique/valls-et-cazeneuve-a-sarkozy-aucun-gouvernement-n-a-fait-autant-jusqu-a-present-contre-le-terrorisme-17-07-2016-2055123_20.php
http://www.lemonde.fr/election-presidentielle-2017/article/2016/07/17/apres-l-attentat-de-nice-et-a-l-approche-de-la-primaire-sarkozy-et-juppe-jouent-la-surenchere_4970917_4854003.html