(パリ=飛田正夫 日本時間;15/02/2017-10:42:22)政治家暴露の専門紙カナール・アンシュネ紙は、2月に入ってフィヨン元仏首相の妻ペネロップ(Penelope Fillon)さんやその子弟など架空雇用の公金横領を2度に渡って暴露してきたが、今回15日に発売されるカナールでは2017年の仏大統領選挙候補フランソワ・フィヨン(共和党LC)のスポークスマンであるチェリー・ソレイユ(Thierry Solère)氏の脱税を暴露した。フランス通信(AFP)が公金脱税担当のナンテール検事に確認したところでは、2010年から2013年のサルコジ前大統領時代にパリ西近郊のオート・セーヌ県審議会議員チェリー・ソレイユ氏の脱税が問題になっていて、すでに2016年9月6日以来警察の予備調査が始まっていたという。政治家の金の汚さが再度フィヨン候補の周辺で暴露されたが、「共和党」(LR)の進退をぐらつかさせることになるのは確実だ。フランスのメディアが一斉に「カナール・アンシュネ」の発売日を前に報道している。
【参考記事】
http://www.france24.com/fr/20170214-canard-enchaine-thierry-solere-impots-francois-fillon-france-fraude-fiscale