2017年9月21日木曜日

国連総会で イランは核拡散防止条約の再交渉合意はトランプとはやらないと拒絶

(パリ=飛田正夫)9月20日の国連では、イランのハサン・ロウハーニー大統領は核拡散防止条約合意の再交渉は不良のトランプとはやらないと拒絶した。理由としては、2年前の2015年に多数の国の国際合意で決めた核合意を踏みにじる国とは時間の無駄で、この米国との新たな審議はできないということだ。トランプの新政権は米国自身が関係した国際合意を侵害し、自らの国際社会の信頼性をその傲慢さで破壊することになっているとイランの大統領は指摘している。19日の国連総会ではトランプ米大統領が講演しその中でイランを「不良国家」だとか「腐敗した独裁国」だとか形容して話していたからだ。イランと米国を含む大国との間に決議された核合意をトロンプは心良く思ってないと米国の国連大使がテレビCBSで説明していることを国際軍事問題に詳しいフィガロ紙が報道している。(日本時間;‎21/‎09/‎2017‎‎-17:19)


多くの外交官たちはイランに対するこの米国の豹変が、北朝鮮の核の野望を捨てさせる為に国連に引き戻す希望が抱かれている中で、悪い跳ね返りとなってくるのではないかと心配している。(パリ時間;‎21/‎09/‎2017‎‎-10:19)