2017年10月11日水曜日

カタルーニャの独立宣言で 投票弾圧のスペイン大統領 交渉の返答に苦しむ

(パリ=飛田正夫)10日夕刻に、スペインからの独立でカルロス・ピィデモン(Carles Puigdemont)カタルーニャ大統領が議会で演説し、カタルーニャの独立を宣言した。また、マドリッド政府のカタルーニャに対する様々な警察の暴力などを使った弾圧行為を厳しく糾弾した。10月1日の独立投票日にはこの様な警察による弾圧の中で、圧力に負けないで280万人が投票所に押し寄せたと話した。投票率43%で、カタルーニャの独立賛成は93%であった。投票所は封鎖された所もあり、またマドリッド警察によって投票した用紙が大量に持ち去られたりした。カルロス・ピィデモン大統領は演説の中で、このスペイン政府の警察権力の暴力を伴った市民弾圧は民主主義に反すると糾弾して、演説の最後に7時43分頃にカタルーニャの独立を宣言した。しかしこれはマドリッド政府がこれまで一方的に拒絶してきているカタルーニャとの独立交渉を要求した上で、為されるという。フランスでは同時放送で世界170カ国ほどに特派員を持つ「テレビ24」などが伝えた。(日本時間 ‎11/‎10/‎2017;18:58)(仏時間‎11/‎10/‎2017 ;11:59:07)


独立を即座に求めている極左派系独立派には不満があるようだが、ピュジェモン大統領はこの点でさらに国際社会の認識と支持を高めてゆく作戦があるように見える。ジャーナリスト出身らしく広く冷静な判断の出来る頭の良い人なのかもしれない。この演説で、追い込まれた スペイン政府のマリアノ・ラホイ大統領が今日(11日)の午後にこれにテレビで答えることになっている。おそらくかなり困っていることは確かだ。