2017年10月25日水曜日

投票箱に投函しない仏日本大使館の衆院投票 日本の封筒なしの投票用紙も映像に

(パリ=飛田正夫)日本の衆院選はフランス在住の在外者投票はパリ日本大使館で日本よりも1週間早く行われた。投票は厳重な二重封筒の中に候補者指名を書いて封をして、係員に提出しここで更に大きな緑色の封筒に入れるのだ。しかしその緑色の封筒は蓋の無い箱に並べられて、確かにお預かりしましたという話しで終了だ。パリ大使館での衆院選挙の投票には「投票箱」は用意されて無かった。ところが、日本での衆院選の投票状況をFRANCE24.「テレビ24」が報道した映像によると、日本では投票箱に投票しているのがわかる。日本での選挙は投票用紙を封筒に入れずに裸のままで投函している事が、開票所の映像からわかる。パリ大使館での投票は二重三重に封筒にいれるが、投票箱には投函しない。つまり投票になっていない衆院選挙であった。日本のその映像からは投票用紙には候補者名が書かれているのがわかる。日本は投票用紙を封筒には入れないで直接に投票箱に入れているのがこの映像からわかるのだ。投票箱を開け名前の書かれた投票用紙が開票所のテーブルの上に投げ置かれるのが映像はユーチューブだが、実際に放映されたFRANCE24.「テレビ24」のニュース映像ではユーチューブ掲載映像の最初の部分がもう少し前の時点から始まっていてこの個所も報道されていた。それは投票箱に鍵のかかっているのがはっきりと分かる映像でそれを空けて開票テーブルの上に封筒の無い裸の投票用紙が投げ広げたものであった。封筒ではなく名前が見える投票用紙がそのままで写っている。ユーチューブ掲載映像でもその状況がよく見るとわかる。

http://www.france24.com/fr/20171022-legislatives-japon-premier-ministre-shinzo-abe-gagnant-sondages-pld


※ 上の映像を見るためには、安倍の写っている写真のどこでもよいからクリックする。安倍の同じ写真の映像が再び出るので、少し待つと、画面が黒くなりその後少しして動画の▼スイッチ印が現れるのでこれをクリックする。動画が始動しだす。次にそのあと宣伝もあるが、これは待っていると直ぐに自動的に終了し、投票所の映像が動き出す。是非最初のところを良くみてほしいです。

パリでは封筒を二重三重にして投票用紙をその中に入れたが、投票箱は無かった。この日本の映像からだと鍵のかかった投票箱が使われても、投票用紙は裸で封筒には入ってないかったということで、パリのも日本のも選挙投票の仕方が民主主義社会の議会選挙にしては不自然な感じがするものであった。

(日本時間 ‎25/‎10/‎2017;07:40)(仏時間‎25/‎10/‎2017 ;00:40)   

※ 以下の映像を見るためには、安倍の写っている写真をどこでもよいからクリックする。少し待つと、画面が変わって動画の▼スイッチ印が現れるのでこれをクリックする。動画が始動しだす。次にそのあと宣伝もあるが、これは待っていると直ぐに自動的に終了し、投票所の映像が動き出す。是非最初のところを良くみてほしいです。

http://www.france24.com/fr/20171022-legislatives-japon-premier-ministre-shinzo-abe-gagnant-sondages-pld



【参考記事】
Législatives au Japon : Shinzo Abe conforté par une solide majorité
http://www.france24.com/fr/20171022-legislatives-japon-premier-ministre-shinzo-abe-gagnant-sondages-pld

以下のフィガロ紙の録画では鍵のかかった投票箱に、封筒に入れないで投票用紙が投函されているのがわかる。
http://www.lefigaro.fr/international/2017/10/22/01003-20171022ARTFIG00142-au-japon-shinzo-abe-remporte-son-pari-electoral.php


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