2011年11月10日木曜日

リヨン司法警察№2のネイレ警部、ニコル夫人、「夫は腐った警察」と証言

リヨンの司法警察の№2で警察映画のモデルにもなったミッシェル・ネイレ警部の夫人ニコル・ネイレさん(62歳)が「収賄隠匿」「盗み隠し」「犯罪人協力」などの容疑で調べを受けた。警察を取り締まる警察である司法警察の前でニコルさんは容赦なく夫について話した。

パリジャン紙によると、夫人は、イゼール県にある16世紀の屋敷のホテル支配人をしていて30年間連れ添った夫を、「腐った警察」と形容しているという。ジルとアルベルト・ベニショー兄弟によって堕落された。乞食のように夫に金をあげないでほしいと夫人は懇願している。


9月末、8人の警察が尋問調査を受けることになった数日前に彼女はSMSで明快に、「退職すれば誰がおべっかを使っていたのかわかる」「金は幸せを作らない。証拠に私たちの家庭がそうで・・・」「私は自分の額に汗した金で人に贈り物をすることを誇りに思っている」と書き送ったという。

この夫人の言葉にたいして、夫のネイレ警部は「彼女は気が高ぶっている」「こういう場合には彼女は極端なことをいう」「」と宣言している。


夫は現場では良い警察であるが、事務所にいる時は多くの招待があって変わってしまう・・・。

オリビエ・マルシャルのギャング映画がリヨンを舞台にして計画されていて、夫はそれに関係して虜にされていったと語っている。特に調査官を前にして夫人は、時価28000ユーロ(約300万円)もするカルチェ製の時計を夫がオリビエ・マルシャル氏を紹介しまた映画の撮影現場に協力した感謝としてジル・ベニショ氏から贈られたことを証言している。


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