内部告発サイトのウィキリークスが在ドイツ米国大使から得た情報をもとにノルウェーの[アフテンポステン」(Aftenposten)紙の公開記事がフランスで話題になっている。それはフランスが産業スパイの最新先鋭技術を使って、特にドイツで活躍しているスパイのチャンピオン国だと書いているからだ。スパイによるドイツの被害はスパイとして有名な中国やロシアのもの以上であるとしている。
ウィキリークスのもたらした米国大使の公電文書には日付がなかったが、2009年10月にドイツ北部の人工衛星製作会社OHBテクノロジー(中小企業)社長のベリィ・スミュトネー氏によると「仏は産業技術スパイの帝国」だと発言していたと仏経済紙のトリュビューン5日は報道している。
欧州宇宙航空防衛産業(EADA)の子会社アストリームに優位に立つ米国ナサ(NASA)のガリレオ衛星計画のサテリット製作契約をOHBテクノロジーはこの1月に獲得している。ガリレオは将来は欧州地域で使われる。