サルコジ大統領の使う話し言葉の問題はメディアで散々語られてきていた。フランス語の文法に関して社会党のフランソワ・ロンクル議員が質問していた答えが12月はじめにリュック・シャテル教育相からあった。これをインターネット新聞メディア・パーが暴露していたもの。「日曜新聞」(JDD.fr)や5日夜のフランス国営放送・テレビA2など多くのフランスのメディアが報道した。
教育相の回答によるとサルコジ大統領のフランス語は、文の時制の複雑さと構文の難しい遠回りな迂回を廃したもので、明解で力強いものだと弁護している。
ロンクル議員の質問は、サルコジ大統領の使う言語と文法に関し誤りが多すぎる。文法はしばしば無視されている。単語や構文の使いかたを知らない。主語、動詞、目的語の一致などは忘れられている。こんなふうではフランスの大統領として務まるのだろうか。フランス語として使用に耐えないもののように思えるがどうであろうか?という教育相への質問であったという。