2011年3月11日金曜日

リビアの友好国である仏のサルコジ大統領が、急に代表者カダフィを不承認

3月10日、リビアのカダフィ大佐を「ラジオFrance Info」ではロワイヤリスト王制主義者と呼び初めている。リビアの東部のベンガジなどでフランスが援助して蜂起住民を組織化して内政干渉をしているとカダフィ大佐の息子のセイフ・アル-イスラム氏が批判していたが、サルコジ大統領は3月10日正式に蜂起組織をリビア国の代表として承認する表明をした。カダフィの友人であるサルコジ大統領は急に代表者カダフィを不承認したのはどうしてか?

このことでリビア内部の分裂は急速に高まると見られ市民戦争が予想される。フランスの「アラブ諸国の春」への介入ではチュニジアやエジプトへの無関心さとは異なってリビアではカダフィがいうように友好国フランスは手の平を返すような態度をとっている。リビアのカダフィ大佐がここ2週間で急激に独裁者になったとでもサルコジ大統領は考えているのだろうか。これまでの友好関係はカダフィが独裁者でないと認識してのことだったのか。