2011年4月26日火曜日

チュニジア移民受け入れで、サルコジとベルルスコーニは「ヨーロッパの恥」だと仏社会党の№2が 

4月25日、フランス社会党の№2であるアレーム・デジール氏はラジオRTLに出演してチュニジアとリビアから急増する移民の奔流で特にイタリアを経由しての移民受け入れでサルコジとベルルスコーニとはヨーロッパの恥じであると発言した。

フランス通信(AFP)によると「サルコジとベルルスコーニとはヨーロッパの恥をつくった。彼等は移民をまるで物のような扱いで送り返した。これはまったく尊厳を欠いた振る舞いであったといえる」とデジール氏は宣言している。

同氏は「フランスはヨーロッパのコーディナションのトップとしての存在として」答えるべきであった。シェンゲン協定を放棄するのは致命的な誤りとなるだろうといっている。

チュニジアやリビアの移民に同情して彼等の立場を理解して反応すべきであった。言葉だけの援助宣言だけでなく、移民がどう動くのかの予想されたメカニズムにおいて支援があるべきであったと述べている。

シェンゲンは1985年6月14日独仏国境のシェンゲン調印の欧州加盟国域内での人と物の自由な移動を認めた欧州の基本思想の柱の一つとなっている協定。

明日26日のサルコジ大統領とイタリアのベルルスコーニ首相との会談で特に移民問題が話される予定だが、25日夜のフランス国営放送・テレビA2ではベルルスコーニの現在の悩みの一つだとして、同首相の猥褻なパティーの映像を写しまくっていた。移民の実情などは話さずに忘れてしまったようである。

(参考記事)

Harlem Désir: «Sarkozy et Berlusconi sont la honte de l'Europe»