フランスの大統領ニコラ・サルコジの支持率が世論調査(※1)で就任以来最低を記録し続けている。3月の28%から更に1ポイント落ちて27%となったとパリジャン紙が16日に発表している。調査では非常に満足だと答えているのが3%であるのに対し非常に不満だというのは34%もあり対照的だ。どちらかというと満足は25%で、不満だというのが38%で増加の傾向にある。
メトロ紙のために調査会社(・Opinion Way)の世論調査(※2)では与党議員の支持率はドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事(元仏社会党経済相)は後退気味だが50%が満足している。フランソワ・オランド仏社会党前書記長は51%でパリ市長ベルトラン・ドラノエ氏と同じくなった。オブリ社会党書記長は48%が満足。
ヨーロッパエコロジー・緑の党(EELV )のエバ・ジョリ欧州議員は43%。ドミニク・ド・ビルパン前首相は41%。民主運動(モデム)のフランソワ・バイル議長は39%。極右政党、国民戦線(FN)フロンナショナルマリーンヌ・ル・ペン党首に満足しているのは31%で減少気味だ。アラン・ジュッペ外相は53%と支持率がアップしている。
クロード・ゲアン内務大臣は支持率が大きく減少(-7)して28%となった。
右だか左だか予測の付かない注目のテレビで知名度の高いニコラ・ウロ氏は、31%が大統領選挙の立候補者として支持しているが、68%は良くない候補だとしているという。
(※1)調査は4月7日から15日にかけて1829人のフランス人18歳以上をサンプルに調査会社(IFOP)が「日曜新聞」(JDD)のために電話調査したもの。
(※2)調査は4月8日から13日にかけて電話により1010人の18歳以上のフランス人を対象にメトロ紙のために調査会社(・Opinion Way)が行った。