2011年4月7日木曜日

【コラム】 「仏の軍隊介入」は リビア、コートジボワールの「石油・資源の開発援助」

アラン・ジュッペ外相は15日夜のA2と16日朝の「ラジオFrance Info」に出演してコートジボワールへのフランス参戦について説明した。フランスはコートジボワールの豊かな資源の開発援助を支援したいといっている。コートジボワールからフランスへ来ている青年は私に「戦争は大国ではなされない。自分の国のような小国が戦場になるのだ」。コートジボワールは「カカオ豆だけでなく莫大な量の石油が埋蔵されている」「フランスの財閥が港湾など主要な基幹産業を抑えている」といった。アフリカやコートジボワールの民衆の声を伝えているのはバグボであるとの意見もでた。

ジュッペ外祖の発言の中で一番おもしろいと思えることを2ついうと、一つは国連の潘基文事務総長から要請をうけたのでフランス特殊部隊(Licorneリコルヌ)の爆撃を開始したので、それ以前はリコンヌは活動展開してなかったと強調していることだ。しかしフランスはこの流れを事前に準備したことはA2の司会者プジャダス氏は糾さなかった。

2つ目はジュッペ外相がコートジボワールの再建にフランスが参加したいとの意思表示を話しに出していることである。カカオの豆だけでなく沢山の豊かな資源があり開発の可能性が眠っているのでそれを援助したいというのだ。

リビアの戦争が開始されるとトタル石油がいち早く引き上げたが、同様にコートジボワールにも石油資源などがありそれをフランスは開発援助に参入したいということらしい。

コートジボワールとリビアの危機では他のどの国よりも真っ先にフランスのサルコジ大統領は口を出している。これに対して内政干渉の批判が出ると直ぐに欧州議会(EU)や国連を繰り出させてその傘の中に姿を隠すという政治を繰り返しているように見える。