2011年4月15日金曜日

中国で5カ国首脳会議 北大西洋条約軍事機構(NATO)のリビア軍事介入に抗議

4月14日中国でブラジル・ロシア・南アフリカ・インドの5カ国首脳会議が開催された。会議ではリビアへの軍事的な介入をすべきではないとする合意がなされリビアを軍事攻撃する北大西洋条約軍事機構(NATO)が批判された。この日ドーハ (カタール) に引き続いてベルリンでリビアのカダフィ排斥がきまっているが英仏主導のリビア空爆強化はNATOの戦略展開からは大きく後退した。

中国に集会した5カ国は中東や西アフリカや北アフリカを舞台にした戦乱を非常に心配している。ロシアのメドベージェフ大統領は「リビアに関する国連決議1973はNATOにリビアでの軍事的な攻撃を許してはいないはずである」と指摘した。また国連の投票で「我々は軍事的戦いが基本的なもんだとしているが、そんなことを国連決議1973は要求していない」と宣言した。


国連の投票では常任理事国である中国とロシアは棄権したが拒否権は使わなかったことが悔やまれているようだ。

【関連記事】



ジュッペ仏外相はヒラリー・クリントン米国務長官と共にベルリン会議の合間に記者会見して「米国は4月4日に50機ほどの対地上戦略戦闘機の参加を見合わせたが、同じ戦線に参加するなら米国は局部的にでも同戦闘機を参加させるべきである」とリビア攻撃を ...