チュニジア暫定政権は議会選挙の予定7月24日を変えない方針だと5月24日に発表している。この7月24日というのはチュニジアのジン・アビディン・ベンアリ前大統領が国を逃げ出す前に決められていたもので代理のフアド・メバザ大統領がこれに署名している。イスラム急進派党エナハダや民主急進党(PDP)には有利だが、少数派の共産党やチュニジアの労働者(PCOT)では選挙運動に時間が取れる10月16日を希望している。
選挙管理委員会の委員長カメル・ジェンドウビ氏は5月26日に選挙管理電子機器の不備を理由に周到な準備をして失敗のないチュニジア初の民主的な議会選挙にしたいとして10月16日に延期することを提案した。延期の理由には当初には南部リビア国境での紛争や国内でのテロリストの脅威、また経済的な困難性というものがあがっていた。
若手のメハディ・ホアス商業・観光相は選挙管理委員会の意見は単に諮問機関にしか過ぎないと批判している。
若手のメハディ・ホアス商業・観光相は選挙管理委員会の意見は単に諮問機関にしか過ぎないと批判している。
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