2011年7月27日水曜日

カンダハル市長が「ターバンに隠した自爆テロ爆弾」で殺害、アフガニスタン大統領の義兄弟に次ぎ 2人目


7月27日、アフガニスタンの南部パキスタン近くのタリバンの本拠地であった歴史的町カンダハル市長グウラム・ハイダ・アメデイ(Ghulam Haidar Hameedi)氏が自爆テロで死亡したとアブデル・ラジンク将軍がフランス通信に伝えている。この二週間で町の重要人物が2人殺害されたことになる。(JST11/07/27/17:50)

アメディイ市長の殺害はターバンに隠した自爆爆弾が爆発したもの。市庁舎の庭で市長は職員たちと地所に関する話をしていた最中だとこれに参加していた職員は証言している。すでに市長は不法に建設された家屋の倒壊を指令していて、この家屋の取り壊しが開始された26日に2人の子供が殺害されていることを彼らの父親がこの会合で市長にしていた時だという。

  ハミド・カルザイ大統領の義兄弟アメド・ワルフ・カルザイ(Ahmed Wali Karzaï)氏は7月12日に殺害されている。6月24日の米国のオバマ大統領の画期的な軍隊撤退発言でフランスのサルコジ大統領もこれに従ってアフガニスタンからの軍隊撤退を宣言していた。

仏大統領は7月14日のフランス革命記念祭の直前12日に突然6時間だけアフガニスタンを訪問し11日に負傷した2人の仏軍兵士を自分の専用機でオルリー飛行場に連れ帰っている。その後の24時間内に6人の仏軍兵士がタリバンに襲撃テロで殺害された。サルコジ大統領の治安が収まったら撤退するとのアフガニスタンでの撤退発言に関しては、ジュッペ外相はフランスの撤退は計画どおり変更はないといっている。