2011年10月18日火曜日

ポンピドー・センターと現代美術 カァマユー(Camaïeu)


ひさしぶりに出かけたポンピドー・センターだが、前に見たピカソのアヴィニヨンの娘たちの習作は無くなっていた。ブランクーシーの彫刻やマチスや作品はいつもの通り当美術館では眼を引くものになっている。

ポンピドー・センターはパリで最も訪問客の多い建物で、中に図書館と現代美術館がはいっている。屋上からはパリが一望できる、この屋上にはジョルジュといポンピドー大統領の名前を取ったレストランがあって東の部分が特によく展望できる。商売なのか中には何か注文しないと入れてくれなかった。




これはジョルジュ・ポンピドー(1972-1974)大統領が実際に使用していたエリゼ官邸内にあった部屋で、特別に発注して作ったもの。ヤコブ・アガムの作品。6色のカァマユー(Camaïeu)(同系色の変化する色を段階的に並べ重ねたもの)で天井は青色系統のカァマユーが使われている。部屋は私の測定では一辺が8メートのキューブ(立方体)だ。カーテンのような手前の横滑りする仕切りはプラスチィクの板で厚さは3.5センチあった。このカァマユーの手法が彫刻などでもこのポンピドー・センター美術館での現代美術展示の大きなトーンの一つにもなっていることがわかる。