2011年11月24日木曜日

ムーディーズ社に続き、フィッチ社が発表、仏のトリプルA保持は否定的

ユーロ圏諸国の財政危機の悪化が重なればフランスのソブリン格付けトリプルAの維持は危険になると米英に本拠を置くフィッチ・レーティングスFitch Ratings)社が21日の米国ムーディーズ(Moodys)社の否定的な見解に続いて23日にフランスの公共財政に関するレポートとして予想を発表した。


ルモンド紙fr.によると、Fitch Ratings社によるとフランス財政安定の欧州基金(FESF)にフランスは1585億ユーロ(約16兆 円)を出している。もしこの保証が財政危機の国へ援助されると、フランスの借金は国内総生産(PIB)の95%を超えることになる。この場合にはトリプルAを保持できなくなると政府発行の外貨建て国債や政府保証債の元本・利子支払いの安全ランクを示すソブリン格付け評価をするFitch Ratings社では強調している。

トリプルAの恩恵を被っている他の国のように、借金の増加は財政操作の利鞘をひどく減少させてフランスに新しい危機に直面させることを可能にさせるとFitch Ratings社は指摘している。フランスに関する中心的な心配はユーロ圏諸国での聞きの重層化が税金の増加と財政の上にのしかかってくることであるといっている。

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