「アラブ諸国の春」で、チュニジア、エジプト、リビアに続いて 23日、イエメンのサレハ大統領が10ヶ月にわたる民衆による辞任抗議のあとで権力移譲の受け入れに署名した。今後3ヶ月中に大統領を辞任することになった。独裁者が交渉によって大統領が権力の座を去ることになったのは今回が初めて。
サレハ大統領の辞任署名の後の2年間を代理として副大統領のアブド・ラボ・マンソール・ハディ氏が努めることになり反体派連合との合同政府を形成し新憲法を制定する国家的討論を監督することになった。この合意を国連の潘基文事務総長はサラハ大統領の国連の努力に対する積極的な反応だとして感謝しているという。
しかし、サナでは大統領の国外退出を要求する青年たちが9ヶ月に渡りテントを張って抗議してきた。この青年たちは大統領との合意に反対する大集会を24日に糾合している。
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