フランスのパリ国際飛行場シャルル・ドゴール航空の搭乗乗客の荷物検査を担当する従業員のストライキは今日で11日目になる。今回特に驚くべきことは警察や機動隊がストライキ従業員に肩代わりして荷物検査や人員整理をやっていることだ。しかしX腺画面での看視作業は訓練が必要なことからなされてないという。このことで労働者のスト権が侵害されるとして組合では問題にしている。サルコジ大統領は雇用者側と労働者側の話し合いを要求しているが、2012年春のフランソワ・オランド社会党大統領候補の企画担当者であるミッシェル・サパン議員などは混乱の状況は政府が協力したものだとの見解を上院議会で発言している。
航空公団側は200ユーロ(約2万円)の賞与を毎月加算すると妥協してきたが、労働組合側では給料を200ユーロ上げる実質的な賃上げを要求に掲げている。
ルモンド紙によるとゲラン内相(前エリゼ大統領官邸書記総監)は400人の警察と地方警察を増やす用意があると宣言しているという。
クリスマス休暇開けの月曜日のシャルル・ドゴール飛行場のストは続行されていて、組合員は最後までやると決意は固い。今後は航空の清掃員なども巻き込んだ闘いを考えているという。