2011年12月26日月曜日

イラン女性サキネさんの石打の刑が首吊り刑に変更

26日、ベルギーのル・ソワール(lesoir.be)紙が伝えるところによると、イランのサキネさんは石打の刑ではなく首吊り刑に変更されると彼女の拘置されているイラン北西部の地方裁判所長官が発表しているという。

長官は「我々には石打の刑の手段がない(…)処刑の客観的な方法としては、もし石打の刑が出来ない場合は、首吊りの刑が考えられる。しかしながら宗教者に他の手段があるのか意見を聞いてみる」としている。「我々は急いではいない」とも同長官は話している。

サキネさんは2006年に夫殺害を彼女の情夫に協力したことで姦通罪で告訴されていた。2007年の判決で10年の禁固刑になったが、上訴されて、同年別の裁判所で石打の刑が宣告された。このサキネさんの事件は石打の刑という残酷な手段を取りやめるようにイランに求める西欧社会に大きな波紋をもたらせている。


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