2012年4月24日火曜日

社会・民主主義とナチ・人種差別との戦い、仏大統領選挙の決戦投票

22日の仏大統領選挙の第1次投票で勝利したオランドは、次席であった国民運動連合(UMP)のサルコジと5月6日に決戦投票となる。サルコジは単独では勝利できないために今回第3位で18%近くを獲得した極右派の国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペンの票が必要になってくることは確実だ。ペン票獲得のためにサルコジの人種差別的なキャンペーンと移民排斥の主張は今後さらに拡大し右翼化するだろう。

フランソワ・バイル議長の民主運動(MoDem)の票もその3分の1が今後サルコジに流れる可能性が高いと見られている。バイル自身はなにもこれに関し支援の発言をしていない。

社会党や民主主義陣営の主張というのは、人種差別を認めるナチズムと同居できないということがある。バイル議長の立場はこれを一緒に混在させることはしないはずだ。