2012年5月19日土曜日

G8前にオバマとオランド初会談 : 欧州・ギリシャ危機は発展優先で見解一致確認 アフガニスタン撤退を語る

18日米国ホワイトハウスで、G8開催に先立ってオバマ米大統領とオランド新仏大統領とが公式初会談した。オバマは経済発展が最優先でこれに収斂することが必要であることをオランドに宣言し、両者の見解が一致していることを確認し、特にギリシャがユーロ圏諸国に残るべきであることを両大統領が強い決意でのぞんでいることを述べている。


一方19日には、シカゴで開催の北大西洋条約機構軍(NATO)にオランド新仏大統領は出席し年末にアフガニスタンでの闘いを終わらせ仏兵の撤退を話すと予定だとオバマ米大統領に話している。オランダは闘いでなく別な形でのアフガニスタン支援は可能なはずだとオバマに意見を述べた。

他のNATO諸国は2014年までアフガニスタンに残留を目標にしてきたが今後、オランド大統領の考えが適応される可能性は高と見られている。

オバマは夕刻から開催されるG8では経済発展を支えるエネルギー対策を問題にすることを彷彿させた。オランドは米国とフランスがこの問題に責任をもって対処することが重要だと話し、オバマもフランスを大切にしているとオランドに語った。

この日はオランド大統領はヒラリー・クリントン米国務長官と昼食をし、キャメロン英首相と会った。オバマはオランドが15日ドイツのアンゲラ・メルケル首相と会見をしてきた直後の会見であることにふれて、オランド仏大統領を「大変に強いスターだ」(最初が肝心)との史眼ある好評をしている。


【参考記事】

Hollande : Obama, me voilà !