13日に市民の住居改善と住む権利で闘うアソシアションのダル(DAL)がサンボリックにパリ市庁舎前でキャンプを張って一夜を明かすキャンペーンを発表したとインターネット新聞のメディアパー社が報道。パリ市はパリ市長のベルトラン・デェラノエ氏は社会党で地方審議会議長も社会党、上院も社会党、大統領も社会党になったために社会的不平等がサルコジ大統領の時代と異なり政治的には低賃金住宅増設が可能になってきた。
とくに仏大統領選挙の結果オランド氏が当選したことでサルコジ氏の人種差別的な移民排斥と低所得者に関連した住居の不平等が改善されることが期待される。いまや「国家とは彼らであるからだ」と同紙は言っている。
オランド新大統領は仏大統領選挙運動中に公約で5月31日には毎年封鎖されていた多くの難民住宅を年間を通じて開館し人々を戸外に追放するのでなく住居に受け入れることを宣言している。
6月中旬に予定されている衆議院選挙の議席の行方が彼らの夢を実現させることになる。それはオランド政治の鍵を握る大関門となっている。
オランド新大統領は仏大統領選挙運動中に公約で5月31日には毎年封鎖されていた多くの難民住宅を年間を通じて開館し人々を戸外に追放するのでなく住居に受け入れることを宣言している。
6月中旬に予定されている衆議院選挙の議席の行方が彼らの夢を実現させることになる。それはオランド政治の鍵を握る大関門となっている。
5月6日、冬を越していまだにオルセー美術館付近のセーヌ川右岸にバラック小屋を構える人々がいる。増水があれば流される危険性は高い。何故彼らはこういう場所に住むのか?それは警察が撤去に入り込めない場所だからだ。住むということが彼ら住居の無い者にとって死を賭けた出来事になっている。サルコジ政権はここまで彼らを追い詰めたのである。(写真撮影は筆者) |
寝袋の中には人が入っている。雨の中、道路には地下鉄の換気口がありそこに寝ているわけだ。まだ夜は寒く住居を持たない人々は少しでも暖のあるところを求めて寝る。野犬や意地悪ないたずらも覚悟しなければならない。(写真撮影は筆者) |
婦人を動物の入った箱を持ってパリの地下鉄を降りていった。家財道具を移動させるためにスーツケースは一時的に階段上に置かれている。(写真撮影は筆者) |
アソシアションの小型のバンが停車した。車の中からはクロワッサンが数十個入った木箱を持った青年が数人の路上生活者に近づけ挨拶をし、パンを渡した。彼らは礼をいってこれを食べた。脇で見ていた筆者にも食べるように奨めてくれる。 数枚のマットラーが車に回収された。路上生活の人々は寝具の残りや昼間に不要な持ち物を路面にある鉄格子の蓋を開けてそこにしまい込んだ。(写真撮影は筆者) |
パリのオベラ座界隈で、(写真撮影は筆者) |
【参考記事】
http://www.mediapart.fr/journal/france/080512/logement-hollande-place-sous-surveillance
Logement : Hollande placé sous surveillance
http://www.mediapart.fr/journal/france/080512/logement-hollande-place-sous-surveillance