2012年5月17日木曜日

仏社会党政権組閣発表 初の男女同数内閣 オブリ書記長は地方議会選を全力指揮

フランソワ・オランド新大統領は15日にジャン・マルク・エロー首相を任命し、16日午後にフランス共和国の歴史で初の男女17名の半数づつで構成されるフランスの新組閣を発表した。首相指名はナント市長のエロー氏かリール市長のマルチーヌ・オブリ社会党書記長(仏北部のリール市長)かと噂され、オブリ氏は首班指名がなければすべての大臣職の辞退を主張するなどと一部報道があったが、17日朝の仏国営ラジオ・フランス・アンフォではオブリ氏が内閣に入らなかったことに触れて話した。「オランド大統領とエロー首相との三者協議で、自分は来月の地方議会選挙をエロー首相を支えて全力で指揮することになったのだ」と話した。
それに先立ちル・ポワン誌の編集長とのデバ(論争)の中で、左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワール誌のロラン・ジョフラン編集長(元リベラション紙の編集長)は、「オブリ氏は地方選が終わればしかるべき位置におさまるはずである」と話している。