2012年5月31日木曜日

仏を大きく変えるために議会選で大多数が必要 アイロー首相 再承認を訴えマルセーユ訪問

30日、ジャン・マルク・アイロー仏首相は6月の議会選挙の応援でマルセイユを訪問し、仏大統領選挙と同じく議会も一体化すべきであると訴えて仏社会党(PS)の候補者の応援を求めた。変化を可能にするには、我々は強い大多数が必要である。変化はフランス人の大多数が被る利益のことだと大勢の支持者の歓迎の中で、仏大統領選挙勝利の再承認の票を懇願した。
マルセーユで社会党から立候補するパトリック・メニュッシィ氏、クリストフ・マッセ氏などが17時30分より首相を囲んで会合をもった。これにはパリの有名な弁護士ジャン・ピエール・ミニャー師も出席した。

最近の世論調査では アイロー首相はフランスの政治史で最も人気のある首相である統計がでている。

首相はメトロで市内を移動するというこれまでの首相や仏大統領には見られない行動で、マりー・アルレット・カルロティ、ハンディキャップ担当(Marie-Arlette Carlotti : ministre déléguée chargée des Personnes handicapées)の立候補する選挙区を訪問した。同区からは国民運動連合(UMP)のルノー・ミュズリエ議員が立候補している。


パリジャン紙fr.によるとマルセーユ市の第三区から立候補するシルヴィ・アンドリユー氏が裁判所で審議されていることに関し質問があったが、これには首相は答えなかったという。

右派はサルコジ前大統領が引っ込んで姿を見せなくなってしまったために分裂寸前だ。その中で30日夜にはフィヨン前首相がフランス国営放送テレビA2に出演し、「担当政権を終えて肩の荷が降りた」と話している。ジャン・フランソワ・コッペ国民運動連合(UMP)議長とのポスト・サルコを巡っての政権争いを暗に質問されたが、できるだけ穏健な表現を装った模様。

一方フィヨン前首相は30日に結成されたサルコジを支持するグループのメンバーには参加してない。参加メンバーにはブリス・オルトフー前内相(移民相)やエリック・ブルト元財務相などサルコジ前大統領の友人の武器商人ジアド・タキエディン(Ziad Takieddine)の仲間などが多く集まった模様。


【参考記事】


Législatives : Ayrault en campagne à Marseille pour une majorité "solide" et "cohérente"


http://tempsreel.nouvelobs.com/politique/20120530.FAP4158/legislatives-ayrault-en-campagne-a-marseille-pour-une-majorite-solide-et-coherente.html

Ayrault à Marseille pour soutenir les candidats du PS #circo13