2012年7月22日日曜日

シリア戦局に新展開 仏が新シリア暫定政権組織化の場を提供

21日シリアで蜂起する側アレップ (Alep)側では少なくと24人がシリア政府軍との抗争で死亡した。最近の2週間でシリア蜂起の市民側ではトルコやイラクなど多数の国境監視事務所を占拠していてダマス戦に新しい戦局が展開していてアレップ側が占領地を増やしていたが政府軍が巻返しを計っていると21日夜のフランス国営放送テレビA2は伝えている。

シリア国内での戦火が高潮しているのに対し、フランスのファビウス外相はシリア暫定政権の形成を急ぐことを希望して、シリア各層の代表がそれに参加すべきだとして未来のシリア形成の組織づくりの会議の場をパリが提供したいといっている。

20日にはシリア人権擁護団体 (OSDH)によると233人の市民らが死亡している。2011年3月に開始されたアサド体制への蜂起ですでに17000人が生命を失っている。OSDHによるとシリアの50%から60%はとくにクルドのいる地域ではシリア政府の統制が崩壊しているという。

国連総長のバン・キー・ムーンは状況の早急な判断を心配していてシリア政府は市民擁護をすでに忘れているとして殺人と都市部での戦車など重火器の使用をやめるように訴えている。