2012年7月24日火曜日

危機の仏自動車産業救済でプジョー・シトロイエン(PSA)がトヨタ商標で販売化

23日午後にジャン・マルク・アイロー仏首相とPSA再構成に関して会見。トヨタとの合意では当初は2013年の第2三期からは、日本車のトヨタ・グループへPSAは欧州向け営業用中型車を搬入しトヨタの商標で販売するということだ。

フランス自動車産業の中心プジョー・シトロイエン(PSA)グループではパリ近郊セイヌ・サンドニ県にあるオルネー・スー・ボワ工場封鎖と、8000人の大型解雇を最近発表してきた。このPSAのやり方に反対し、労働者組合と政府は国家的な問題としてPSAに介入しての救済措置を検討してきた。先週PSA社長のフィリップ・バラン氏はアルノー・モンブール生産性再興相と会見した。PSA社長はこの件で辛らつに政府を批判していた。

今回の合意では、次期世代の自動車の生産で両グループの協力がある。協力は2020年以降にわたる長期のものだという。しかし生産面でのトヨタのどんな参加も示されていない。

合意では、今のところPSAとTOYOTAではフランス北部のオルダン(Hordain)地方にあるセヴェルノード(Sevelnord)工場を明確に指定してないが、セヴェルノードではプジョーのモノエスパス807とシトロイエンC8、営業車のジャンピィなどを生産してきている。

【参考記事】
http://www.liberation.fr/economie/2012/07/23/psa-signe-un-accord-de-cooperation-avec-toyota_834960