フランスのノルマンディ半島マンシュ県にあるフラマンヴィル原発基地はフランス電力(EDF)が建設を担当している第3世代の原子炉(EPR)で2016年完成予定だが、予定より大幅に遅れている。3日これが80億ユーロ(約8000億円)かかることをEDFが発表した。このことで環境保護団体のグリーンピースは、2007年には33億ユーロ(約3300億円)だと見られていていたが、これが約2.5倍も高いことを隠していたのだと批判している。3日夜の仏国営ラジオ・フランス・アンフォなどが報道した。
ポスト福島で多くの新要求項目の導入で高くなっているという。この第3世代の原子炉はより確実で安全で、低燃料でしかも放射能汚染物質を余り排出しない原子炉だとサルコジ大統領などが評価していた。しかし欧州エコロジスト・緑の党(EE-LV)などはこれを危険な計画で高価なものだと批判していた。
環境保護団体のグリーンピースのソフィア・マジノニさんは非常に高価であるだけでなく建設も2016年に開始できることは誰も信じない。制御装置の問題で建設が停止して数ヶ月も遅れいることをあげて、時間が借りすぎると批判している。
http://www.lepoint.fr/politique/la-facture-de-l-epr-de-flamanville-s-allonge-de-2-milliards-03-12-2012-1538197_20.php