2013年1月15日火曜日

仏で幼稚園就学を2歳から ペイヨン教育相が通達

ヴァンサン・ペイヨン仏教育相は15日朝、学業を成功させるために3歳以下からの就学を奨める通達を発令した。これはオランド仏大統領の大統領選挙運動での公約の一つで学校から遠い地区や移民地区の子供たちを対象に幼稚園就学化を奨めるものだ。教育を成功させることが人生を成功させそして社会的な差別をなくすことになるからだ。
2000年には2歳から3歳で幼稚園に行く子供は34.5%いたが、2011年では13.6%しかいなくなっていた。サルコジ前大統領の就任で2007年から2012年までに8000人の教師の職を無くしてしまったのが原因だと分析するのがジロンド県のフランソワズ・カルトン仏社会党(PS)上院議員である。

仏社会党(PS)は、子供の社会的文化的な格差が幼年期の社会化や言語形成で形成される場合が多いため、就学化を早めることで解決しようと考えたようだ。

幼児期の教育が後の高学年過程での教育での重要な鍵になるとペイヨン仏教育相は考えている。

2016年には3000人の教師を増やし対処していく。今後3年間に教育環境に恵まれない地区の子供たちの30%(全国で11%弱)を就学化させるという。