2013年1月12日土曜日

国連安保理の53カ国は アサドを国際刑事裁判所で裁く請願書を潘基文国連事務総長へ提出

11日、国連安保理で53カ国がオランダのハーグの国際刑事裁判所(ICC-CPI )にシリアのバッシャール・アサド大統領を裁くように要求していて、14日に潘基文国連事務総長に請願書を提出することになったと仏外務省は発表した。国連によるとシリアでは2011年3月以来6万人以上が殺害されている。53カ国は国際刑事裁判所にシリアでの異常な殺害の状況調査を要求する。6日にはエジプトのモハメッド・モルジィ大統領がCNNテレビに出演して、アサドを国際刑事裁判所で裁くべきかとの質問に答え、シリア国民が望めば支援すると答えている。
53の署名国はシリアで行われている殺害は人権侵害の犯罪だとの見方を捨ててない。最低限度の人権と国際人権法を遵守すべきだとして、手紙では殺害者、失踪者、拷問、子供の人権侵害や性暴力などの状況を糾している。

反アサド体制の蜂起軍側でも人権侵害の殺害を行っているが、国連によるとその規模はアサド軍側とは比較にならないものだと指摘している。

53カ国の中にはヨーロッパのほとんどの国が入っている。アフリカではチュニジアとリビア、コートジボワール、バツワナがある。南アルメニアではチリ、コスタリカ、パナマ、パラグアイ、ウルグアイがある。アジアでは日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、コック島、サモアがある。米国はまだこれに署名してない。ロシアと中国は拒否権を3度行使してアサド体制への制裁に反対している。


【参考記事】

Quelque 53 pays demandent à l'Onu de saisir la CPI sur la Syrie

http://tempsreel.nouvelobs.com/monde/20130111.REU4808/quelque-53-pays-demandent-a-l-onu-de-saisir-la-cpi-sur-la-syrie.html