2013年1月12日土曜日

パリのデモを前に キリスト教徒はホモ結婚者の出産を認めるべき

ブルターニュのコットダルモワール地方に住むエリアック市の市長で司祭でもあるエリ・ゲッフレイ氏はホモ結婚議案に賛成である。同氏は議会で決議されれば市長として結婚式を市庁舎で行うことはなにも共和国の政教分離(ライシテ)からして誤りでなく、問題ないと言っている。仏国営ラジオ・フランス・アンフォが伝えている。これで、筆者はキリスト教徒、特にカトリック教徒こそレスビアン結婚者の出産医学援助(PMA)法案を受け入れるべきではないか?と考えた。
"Un chrétien, sa mission c'est plutôt d'intégrer que de stigmatiser" : le prêtre-maire d'Eréac est pour le mariage popur tous

エリアック市には650人の住民がいる。ゲッフレイ氏はフランスはホモの人をスティグマ(刻印)化する者が多いという。


神学の教科書でもホモは異常者か病人だと考えられている。彼らに平等の権利を与えなければならないとゲッフレイ氏は主張している。



フランスの学校でホモを両親に持つ子供に自殺者が多い。ヘテロ結婚者の子供に比較して5倍多いという統計があり、ホモ嫌いが人間に差別をつけている。これはフランスが共和国であって政教分離(ライシテ)の憲法を持っていることを忘れている誤った行為なのである。性や宗教の違いで人間は差別されてはならないからだ。



13日に予定されているパリの反ホモ結婚議案デモではカトリックの宗教者が先頭に立っているようだが、これらはフランスが共和国であることを忘れているものである。ホモであろうがヘテロであろうが人間が誰でも平等に権利があることを否定するデモであるからだ。



キリスト教徒なら誰でも知っているように、キリストは父ヨゼフと母マリアの間に生まれた子供ではないとされている。それならばキリストは正常なヘテロ結婚で生まれた子供にはならないではないか?というのが筆者の疑問である。



キリストは養子であったのか?それとも捨て子だったのが拾われた者なのか?神が試験管ベービーをマリアの母胎に授けたとしたら、それはむしろカトリック教徒こそレスビアン結婚者の出産医学援助(PMA)法案を受け入れ支持すべきだろう。それともキリストと同じようにして子供が生まれることを恐れているのだろうか。いずれにしても父系に迷っていることには変りはない。


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