ロラン・ファビウス仏外相は15日夜にカメルーンを訪問しポール・ビィア大統領と会見する前に、2月19日にカメルーン北部で誘拐された7人の仏人家族(内4人は5歳から12歳の子供)の解放へ向けての強い決意を再確認した。外相は「唯一の希望は、一刻も早くこれを終結させるためにあらゆる方法を結集してフランスと関係国は救出させることだ」と話した。この対処にあたっては外相は、「効果的な方法と機密性」で動き出すことを強調している。
誘拐はボコ・ハラム(Boko Haram)と呼ばれるセクトが2月25日にユーチュブ上にビィデェオで犯行声明を出していた。
同外相は、アサド体制崩壊に向けて英国との共同でシリア反体制派への武器供出を可能にすることで対抗勢力の武装化を増強することを提案している。そのために欧州のシリア経済制裁包囲網の解除を宣言したばかりだ。