2013年5月15日水曜日

旧東独で人体実験 西欧の製薬会社を告発

 西欧諸国は長い間に渡り旧東ドイツの人々5万人以上をモルモットとして薬剤の試験台にしてきたとドイツのスピーゲル紙が13日に掲載した記事を14日のルモンド紙は取上げている。旧東ドイツで薬剤の人体実験を行なったスイスなど西欧の多くの製薬会社では、例えば体重が減ったが同時にすべての生活感覚を喪失させる薬害が出た薬は販売しないということをしていた。

 東ドイツのテレビはこの数字を2000人だと2010年には人体実験のあったことを彷彿させる報道をしていた。薬剤の試験台にされた人々の何人かはこれが原因で死亡している。

 実験は東ドイツでは西欧よりもより秘密裏におこなわれ600種類以上の試験が大学病院や健康省や医薬局も深く関係して行なわれていたとドイツ紙は非難している。