2013年6月25日火曜日

仏ビュジェ原発基地で火災 原子炉がストップ

 ビュジェ原子力発電所の電気系統部門でで24日午後に火災が起きたが、直ぐに納まった。フランス電力(EDF)では機械室の交流発電機の加熱で起きた火災は、第五号機原子炉の電気生産ユニットに引火したために原子炉の運転をストップさせたと説明している。

  ビュジェ原発基地はリヨンからジュネーブ方向へ約25キロほどにあるフランスでは最古のフッセンハイム(アルザス)原発基地に次いで古いもの。

 原子力安全局(ASN)は、EDFの説明と同じように外部環境への放射能汚染はないと言っている。

 脱原発を主張する協会側や欧州エコロジスト・緑の党(EE-LV)などでは、最近に引き続き起きている原発事故は安全基準の劣化の表れではないかと指摘している。火災が原子炉に至らなかったので安全だったとは言えないと批判している。 EE-LVはビュジェ原発基地の封鎖を要求した。

 6月7日午後に、モーゼル地方のカットゥノム原発基地が交流発電機が火災になっていた。発火の原因は不明だとされている。消防隊員のはなしでは作業員が軽い怪我をしたと発表されている。フランス電力(EDF)では周辺住民に危険はないと言っている。原発基地はメッツの北部約30キロ、ルクセンブルグ国境には10キロの位置にある。

 6月23日にはフラマンビル原子力発電所で大規模な水蒸気漏れがあった。


【参考記事】

Un incendie, sans gravité selon EDF, à la centrale nucléaire de Cattenom


Incendie maîtrisé à la centrale nucléaire du Bugey