インターネット新聞のメディアパート(Mediapart)社やルモンド紙frなどが報道したところによると、5月28日実業家で大臣も務めたベルナール・タピ(Bernard Tapie)氏の弁護士モーリス・ラントルヌ氏はタピ事件の判決問題で起訴された。2008年の当時のリヨネ国立銀行とスポーツ用品のアディダス社売買でタピ氏との係争に判決をだした私設調停裁判官3人の内の1人が元ベルサイユ高等裁判所の総長ピエール・エストゥップ(Pierre Estoup)氏86歳で、同氏も起訴された。
私設の調停裁判では4億300万ユーロ(約4千30億円)をタピ氏に支払うという判決が出たが、この調停裁判を指示したのはサルコジ前大統領の政権下で経済相を担当していた現国際通貨基金(IMF)総裁のクリスティーヌ・ラガルド氏であった。
ラガルド氏は5月30日と31日に渡り仏裁判所に召集されて取り調べを受けて参考人に決まっている。
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