国民運動連合(UMP)のパリ市長選挙代表を決める予選投票がインターネットを使った電子投票で行われている。最終結果は6月3日夕刻だ。UMPによる選挙予選投票は初めてでこれまでは党首脳陣の指名によっていた。出馬するナタリー コシュスコモリゼ前仏エコロジー相の兄弟がこの方面に詳しくサルコジ前大統領時代にインターネット関係の公職に任命されていたことは指摘されてない。
UMPの立候補者は4人いてコシュスコモリゼ氏のほかにはピエール・イヴ・ブルナゼル氏、ジャン・フランソワ・レガレ氏、そしてフランク・マルガン氏が上がっている。
電子投票の導入では3ユーロの参加費を銀行カードで支払うために氏名がわかってしまうという問題がある。電子投票では同じ人が何度でも投票できる事実がジャーナリストの実験でわかった。電子投票では投票できなかった人もいたと、テレビなどでレポートされている。
パリ市長選代表予選投票ではUMPの党員以外の人々に門を開くことなったと評価するが、その参加数は実際には少ないと見られている。むしろ党員の投票権が侵害されUMP内部の亀裂を深めて失敗したという意見が党内や左派側からでている。
国民運動連合(UMP)内部で電子投票の導入は正確な党員の支持を表現しないという意見が多く今回の予選投票を廃止する方向で反対運動がおこっている。しかしテレビなど主要メディアではこれを詳しくは伝えてない。
3日の開票では目標の80%には至らなかったが過半数の58%の得票でコシュスコモリゼ氏が国民運動連合(UMP)のパリ市長選挙に出ることが決まった。しかしこの電子投票方式が公正さに欠けるとして反対し投票の中止を求めていたブルナゼル氏には10%の得票があった。これはUMP党員のコシュスコモリゼ氏への抗議の意見でもあり確認しておきたい。
3日の開票では目標の80%には至らなかったが過半数の58%の得票でコシュスコモリゼ氏が国民運動連合(UMP)のパリ市長選挙に出ることが決まった。しかしこの電子投票方式が公正さに欠けるとして反対し投票の中止を求めていたブルナゼル氏には10%の得票があった。これはUMP党員のコシュスコモリゼ氏への抗議の意見でもあり確認しておきたい。