8月21日のシリアの首都ダマス近郊への爆撃で数百人が死亡した事件に関し化学兵器が使用されたのは、先月にシリアのバッシャール・アサド大統領が予告宣言していたものであり、驚くべき事ではないと仏戦略分析研究所の専門家はいっている。
化学兵器の使用は、米国やヨルダン、イスラエルが先週からシリア南部への侵攻がダマスに向って開始されていたからだとする情報が想定されている。23日の朝7時45分の仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)に出演したフランス戦略分析研究所の専門家は、これは驚くべき事ではないと話して以下のように説明した。
「情報はまだ確実ではないが」としながらも、「シリア反体制派の蜂起が外部で形成されているように考えられる」「現在シリア南部から侵攻している最中で、圧力をアサドに加えている」と話した。アサドの化学兵器使用は予告宣言の通りだという説明となっている。これは報復ということだ。
7月にシリア体制側は外部からの攻撃があった場合には化学兵器を使うと宣言していたことが既にフィガロ紙などで報道されている。