26日にスイス初の「セックス・ボックス」がチューリッヒでオープンした。これは「セックス・ドライヴ・イン」のようなもの。チューリッヒの町の売春婦を町の中心街から遠のけようとするのが目的で2012年3月の住民投票で決まっていた。8月15日にはモデル家屋「セックス・ボックス」を提示していた。場所は元産業地区であった同町の西部で、入り口には東欧では知られている売春地帯のシンボルである赤い傘の目印が置かれている。売春婦からは安全に仕事ができるものという意見も報道されたが、人権団体では買春を許可しているスイスが問題だとして批判している。
26日の仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)などが報道している。アスファルトの道路を時速10キロの制限速度で緑林の中のアスファルト道を進んでいくと板張りの9つ隣り合わせに並んだ「セックス・ボックス」が現れる。
警察や警備員が常時いるわけではない。監視カメラはないが非常警報装置が備え付けられている。別棟には売春婦のシャワー室があり社会相談室が設けられているという。
チューリッヒの町の中心部にあった買春街は住民からの大きな批判があって、これを外国でのモデルに習って町の外に移すことを決めた。これまでは買春街は公共の土地にあったが、「セックス・ボックス」は私有地なので、市は規則を適合させることが可能であって、安全性がより高まると考えている。
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Les «sexbox» de Zurich sont prêtes