仏大手公共事業建設事業体のブイグとヴァンシィでは、エジプトの内乱を鑑み安全策として作業員のフランス一時帰国を他の企業よりもいち早く指示した。他企業は残って事業を継続する決定をしている。仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)の情報ではブイグとヴァンシィはコンソーシアムの中で仕事をしていて、16日朝にはブイグの5人の従業員とその家族がヴァンシィの従業員と共に同じ飛行機でフランスに帰ってきたという。残りの従業員も随時帰国する。ブイグでは総ての作業所は封鎖して今後の状況の成り行きを見るとしている。それに対して移動体通信機器の大手オランジュでは多くの従業員はバカンス中で不在のこともあるが、「家で仕事をして待機するように」「特に家からでないように」通達をだしている。
カイロから200キロ離れた場所に2000人の雇用者をもつラファルグではフランス人に対して「十分に注意するように」企業のスポークスマンは言っているという。サンゴバンも同様にカイロから150キロ離れているためにフランス帰還を考えてないようだ。アコーの18のホテルも居残っている。