2013年9月11日水曜日

ロシアはシリア体制の化学兵器工場解体を話し合う国連安保理緊急会議開催を拒否

 10日夜フランス時間22時(ニューヨーク16時)から予定されていたシリア危機を話し合う国連安保理の緊急会議がロシアによって開催が拒否され延期された。仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が報道した。ロシアの反対はロラン・ファビウス仏外相によって提示されるシリア化学兵器工場解体計画を避けるためだと見られている。そこにシリアが即刻解体する義務が書かれているからだ。

  ロシアのプーチン大統領はシリアのダマスでの8月21日のダマス郊外での化学兵器使用大殺戮はシリア反政府側によったものだとしてこれは譲れないとしている。仏米英はその責任者はアサド大統領にあるとして対立している。

  ロシアがシリアの化学兵器工場を国際社会の統制下におくことを提案したのであったが同国がこれを話し合う10日夜の国連安保理緊急会議開催を拒否した。シリアのバッシャール・アサド体制に対し軍事介入をする考えを望む意見とロシアの提案とは合意できる準備があると誰もが思っていた所にこの会議取り消しが出された。


【参考記事】

Syrie : la réunion du Conseil de sécurité annulée par la Russie

LE MARDI 10 SEPTEMBRE 2013 À 21:25
Par Matthieu Mondoloni