(パリ=飛田正夫2016/04/28 11:22日本標準時)26日夜、ロシアは国連(ONU)の安保理のジュネーブ交渉に参加しているシリア反体制の蜂起市民グループ2つを「テロリスト集団」として扱うことを提案した。ロシアの国連大使ヴィタリ・チュウルキン(Vitali Tchourkine)氏は記者会見で、シリア危機交渉参加グループ・リスト中にあるアラール・アル・シャム(Ahrar al-Cham )とジャイシ・アル・イスラム( Jaïch al-Islam)とはテロリストだと考えられると発表した。同ロシア国連大使は続けて、「彼らはシリアでダエッシュ=イスラム主義国家テロリスト組織(IS)との武器やロジスティック通信機器などの支援を受けて闘っている」と言った。ジャイシ・アル・イスラム( Jaïch al-Islam)はサラフィスト系イスラム原理主義者の影響を強く受けた運動組織で、シリアの首都東部の郊外蜂起の重要な部分を担っているという。この中の指導者の一人モハメッド・アルーシュ(Mohammed Allouche)氏だ。アルーシュ氏は、「テロリストというのは殺害をする者のことであり、擁護する者のことではない」「テロリストとは戦闘機や武器を使って、我々の子供を殺害する者のことだ」と話している。知識人層と学生にも人気のあるリベラション紙が報道している。
2016年4月28日木曜日
テロリストとは戦闘機や武器で 我々シリアの子供を殺戮する者 国連(ONU)安保理ジュネーブ交渉でロシア批判
2014年3月16日日曜日
黒海の戦艦監視の中で、クリミア地方のロシア帰属を問う国民投票
16日、ウクライナのクリミア地方のロシア帰属を問う国民投票が行なわれる。クリミアではロシア人口が60%以上あるために投票率にロシアの圧力が疑惑視されている。ロシア軍の基地があるクリミアの労働者たちはこの選挙でロシアの一地方になることに反対している。投票は朝8時(パリ時間7時)から開始される。ルモンド紙frは黒海にはロシアの戦艦が待機し正常な投票がなされるよう見守っていると皮肉っている。
2013年9月11日水曜日
ロシアはシリア体制の化学兵器工場解体を話し合う国連安保理緊急会議開催を拒否
10日夜フランス時間22時(ニューヨーク16時)から予定されていたシリア危機を話し合う国連安保理の緊急会議がロシアによって開催が拒否され延期された。仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が報道した。ロシアの反対はロラン・ファビウス仏外相によって提示されるシリア化学兵器工場解体計画を避けるためだと見られている。そこにシリアが即刻解体する義務が書かれているからだ。
ロシアのプーチン大統領はシリアのダマスでの8月21日のダマス郊外での化学兵器使用大殺戮はシリア反政府側によったものだとしてこれは譲れないとしている。仏米英はその責任者はアサド大統領にあるとして対立している。
ロシアがシリアの化学兵器工場を国際社会の統制下におくことを提案したのであったが同国がこれを話し合う10日夜の国連安保理緊急会議開催を拒否した。シリアのバッシャール・アサド体制に対し軍事介入をする考えを望む意見とロシアの提案とは合意できる準備があると誰もが思っていた所にこの会議取り消しが出された。
【参考記事】
Syrie : la réunion du Conseil de sécurité annulée par la Russie
LE MARDI 10 SEPTEMBRE 2013 À 21:25
Par Matthieu Mondoloni2012年4月18日水曜日
サルコジはカダフィと原発基地売買契約は無かったと、アレバ前社長ロベルジョン発言を否定
4月17日朝のフランス・アンテール・ラジオ(France Inter)の番組にサルコジ大統領が出演した。ここで聴視者の質問があった。それに答えて、2007年にムアマル・カダフィ大佐が来仏したがリビアへ売却しようとしたされる原発基地プラント契約は存在しない。それは嘘だとサルコジは発言している。アレバ社の前社長アンヌ・ロベルジョンさんは仏政府は原発基地をカダフィに売りたがっていたのだといっている。同ラジオでのロリアン地方に住むジャンさんの質問とは、「私はアレバ社の社長であったロベルジョンさんが書いていることで、サルコジ氏の返答を聞きたいと思います」、「特に、原発基地を低価格で(サルコジの)友人であるボルロー(ジャンルイ・ボルロー前環境相)と、プログリオ(フランス電力(EDF)のアンリ・プログリオ社長)からカダフィに売却しようとしていた事に関してである」と話している。サルコジはジャンさんの言葉尻りを捕らえて、「出て行けだなどと」公共ラジオの品位に関わる質問だと怒ってみせながら否定している。しかしリビア砂漠では水が不足しているので海水を真水にする原発基地プラントの売買で平和利用なのだとする解説が当時あり、仏メディアでの話題になっていたのも確かである。
2012年4月16日月曜日
アサド体制停戦監視で 国連安保理の非武装兵6人がシリア到着
15日夕刻、シリアの停戦を遂行する国連安保理が派遣した監視兵6人が第一陣としてダマスに到着した。現地では16日になってもアサド体制からの爆撃は継続してこの日は2人が殺害されているために、アサドの市民弾圧が今後も続くことが心配されている。14日、国連安保理はコフィ・アナン前国連事務総長の提案に従って停戦監視の非武装兵をシリアに送ることを全員一致で決議定していた。
登録:
投稿 (Atom)