2013年9月19日木曜日

チュルノブイリ・福島を忘却 サルコジが原発下請産業破壊を告訴

 サルコジ前大統領は18日、原発基地産業の擁護者クロード・ブリロ元議員にレジョンド・オヌー勲章を授与する為にオート・サヴォアを訪問。その折に原発基地の下請け企業労働者や研究者の失業を嘆きその破壊を訴えた。サルコジ氏はフランスの下請け原発企業に信頼があれば、エネルギー産業を独立させるべきだと発言し、現在の社会党政権が推進する脱原子力産業政策に噛みついた。

 ドゴール将軍が気づかなかったように原発エネルギー産業の独立は国家の独立につながらないということである。それは社会的政治的な制約の中で管理されなければならないものであったことがここでも忘れ去られている。チュルノブイリや福島がすっかり忘れ去られているということだ。