2013年10月13日日曜日

極右派台頭の中で 左派党と仏共産党が分裂の危機に

 仏共産党(PCF)ピエール・ローラン書記長らがパリ市長選挙で社会党のアンヌ・ヒダルゴ氏を支援しパリ市議会議員の候補リストを作る合意をだしたことで、共産党が支持してきたジャン・リュク・メランション左派党議長らはこれを裏切り行為だとして激怒している。両者の離別が騒がれている。
左派の分裂は極右派の国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペンの台頭が強くなっている現在どのような結果を生むか注視されている。

 両者の問題は冷戦状態で、メランション氏は社会党を総て拒絶しオランド仏大統領に反対していて、共産党は選挙で敗北し続けているが共産党機関を持ってない左派党は善戦しているためだと見られている。

 月曜定例の連絡会議にメランション左派党はパリのコロネルファビアンにある共産党本部に来なくなった。12日と13日のクレルモン・フェランでの左派党会議にはPCFは出席しないと見られている。

【参考記事】
Rien ne va plus au Front de gauche, il y a du divorce dans l'air à l'approche des élections municipales.