2013年11月12日火曜日

アフリカ独立50周年、パリ祭と植民地侵略を共に祝う、仏大統領の歴史解釈に疑問

アフリカ旧植民地諸国は奴隷から自由になってフランスから独立した。その50年周年を迎える。明日7月14日は、主人であったフランスの革命祭(パリ祭)であるが、この軍隊行進に奴隷であった旧植民地諸国も参加するという。ブルキナファソ、ベナン、カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コートジボワール、ガボン、マリ、モーリタニア、ニジェール、セネガル、チャド、トーゴの13カ国だ。何を祝って行進するのだろうか?モロッコ、アルジェリア、ギニアなどは参加しない。(本文の初出 /2010年7月13日 @ 23:59  )

サルコジ大統領はパリ祭を、アフリカの軍隊を加えて、「家族の連合」で祝したいらしいが、アフリカ諸国は今でも以前の植民地の関係を求めているのだろうか。

旧植民地の軍隊が、どうして旧宗主国フランスのために戦死した軍人を称えるシャンゼリゼ大通りの大行進に参加するのか?何故パリ祭でなのか?その歴史的な必然性の理由、もしくは反対意見なども国営ラジオニュース、フランス・アンフォなどでは伝えられてない。

12日に、アフリカ各国の首脳とサルコジ大統領は昼食の会合を持った、とだけラジオでは報道された。エリゼ宮殿側ではこの招待は、アフリカ側の期待に応えたものだとしている。しかしこれは政治的な会合であり、将来のアフリカとフランスとの軍事協力の強化が予想される。アフリカ諸国の軍隊がパリ祭に参加する理由が不明瞭にされているところが多い。