2013年11月12日火曜日

偽装赤帽で極右派がオランド仏大統領を独裁者よばわり

11月11日は第一次世界大戦終終戦日である。オランド仏大統領は死亡した者への献花の追悼の儀式をパリのシャンゼリゼ大通で執り行った。その際に赤帽を被った者が混在する70人以上の極右系と見られる一団が「社会党の独裁者」とか「オランド辞任せよ」などと叫び野次を飛ばして儀式を混乱させ妨害した。


その内の4人が検挙されている。マニュエル・バルツ内相によるとこの赤帽を被った者は現在ブルターニュで起こっている農業機械や牛乳を運ぶトラックなどにかけられる環境税に反対し赤帽を被ったデモを繰り広げている者とは無関係で、極右系はフランスが好きでないのが特徴であると言っている。


"C'est une honte, ce n'est pas le jour !"
これは全く恥である。今すべきことではない。終戦記念日と混ぜて抗議すべきものではない。と極右系の一団に対して抗議している男性

当事件で検挙された中にはパリの極右派系の国民戦線(FN)の重要人物もいたためにマリーヌ・ル・ペンFN党首はオランド大統領を独裁者よばわりして批判した。

ブルターニュの赤帽側では、第一次世界大戦で死亡したヨーロッパの人々を冒涜する行為は許されないものであり、スキャンダルであるとして極右系のこの振る舞いを批判している。