2013年11月12日火曜日

国連安保理は9日、イラン制裁採決に大多数が合意、ブラジル、トルコが反対、リビアは棄権

9日、国連安保理でイランの原子力開発計画の新制裁案の採決が大多数の賛成で議決された。ブラジル、トルコが反対、リビアは棄権した。イランが否定している原子力開発計画の軍利用疑惑での制裁決議は、2006年以来4年間で、これで4連続を数えている。この制裁でイランは外国でのウラニューム鉱山への投資はできなくなり、外洋でのイラン船舶の検査ができるようになる。戦車など、8つの新型銃器のイランへの輸出が禁止される。(本文の初出 /公開日時: 2010年6月10日 @ 1:5  )

イランのマハムード・アハマディネジャド大統領は制裁が採決されればもう話し合いはしないとも宣言していた。トルコとブラジルは5月にイランとのウラン濃縮の共済合意が締結されているが、欧米からは冷淡に取られていて、重大事件なのだが報道も小さく扱われていたようだ。

イランは「IAEA国際原子力機関」にその共済合意の承認を求めていたが、アメリカ、フランス、ロシアはイランへの正式回答の延期を同機関に要求していた。そのことがイラン制裁の9日、IAEA側近のウィーンの外交官筋から報告された。イランへの制裁が合意されてもイランはウラン濃縮(20%)を続けるといっている。 

(参考記事)
Les grandes puissances rendent leur copie à l'AIEA(ギィゼン・ニュース・インターナショナル)
http://www.guysen.com/article_Les-grandes-puissances-rendent-leur-copie-a-l-AIEA_12961.html
(ヌーベル オブセルバトワー誌)
http://tempsreel.nouvelobs.com/actualite/monde/20100609.OBS5230/nucleaire-l-onu-s-apprete-a-sanctionner-severement-l-iran.html