2014年5月10日土曜日

パリ近郊の極右派系新市長が「奴隷制廃止記念日」を祝うのを拒否


パリの北東約70キロにあるビィレ・コトレ市は奴隷制廃止記念日を公式には祝うことを拒否している。極右派の国民戦線(FN)の新市長は2007年来この町で行なわれてきたこの行事をやめさせた。理由はビィレ・コトレのフランク・ブリフォー市長によると「罪悪感を帯びさせる」のでやめにしたといっている。人権団体などの町の協会では奴隷廃止記念の碑の前に11時に集合することを呼びかけている。


協会のクロード・リベ会長はFNは一般の政党とは異り黒人を嫌い人種差別をする党なので奴隷廃止の記念日を祝うことができないのだと仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)で話している。



Claude Ribbe Président de L'association des... par FranceInfo

過去の誤れる歴史を隠蔽しその事実を否定するネガショニズムは未来を生きる人間に戦争や奴隷を強制することを容易にするだろう。犯した誤りの犯罪の事実を正視すべきだろう。

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