2014年7月26日土曜日

独、仏国内で台頭化 ネオナチのユダヤ人「人種差別の怨念」 イスラエルのガザ地区爆撃批判デモで

先週以来ドイツやフランス国内ではガザ地区爆撃を支持する親イスラエル派に対する批判のパレスチニア派のマニフェスタションが頻繁に起こっているが、これに合流してネオナチズムの動きも高潮化してきている。デンマークのパスポートを持つベルリン地区のアブー・ビラー・イスマエル僧は7月18日には「最後まで殺し尽くせ」と宣言していて、ユダヤ人への激しい怨念が爆発していることを警戒している。

7月19日と20日にドルトムントやフランクフルトではネオナチズムが、「ユダヤ人をガス室に」と叫んで、ガザ地区へのイスラエルの爆撃に抗議するマニフェスタションを機に台頭している。エッセンではユダヤ教会を占拠しようとしたネオナチズムが親イスラエル側のデモに対し投石をした。

フランスでは政府が人種差別的な動きを警戒してユダヤ人が60%以上と多く住むパリ北西部近郊都市サルセルでのマニフェスタションを認めなかった。しかし25日のパリでのマニフェスタションは認めた。

再度7月26日夕刻からパリではイスラエルの爆撃を批判するマニフェスタションが予定されている。これは政府は人種差別の動きが高まっていることからもっか禁止となっている。マニフェスタションの権利が問題になっているが、人種差別容認も共和国としては認められないものだ。