2014年9月29日月曜日

サルコジの「違法二重請求書作成」関係者ビグマリオンの4人が拘置

9月29日早朝、ビグマリオン社の元幹部4人が拘置された。拘置は、サルコジを拘置後直ちに7月2日に起訴したナンテールの「税金と財政汚職違反取り締まり仏中央局」(DCDP)が行った。サルコジの2012年の仏大統領選挙の選挙講演の舞台設営を担当したビグマリオン(Bygmalion)社とサルコジの選挙母体の国民運動連合(UMP)党との間で、巨額の違法二重請求書が作られ行方不明資金が問題になっていた。担当判事はサルコジ前仏大統領の選挙運動資金予算での組織的な偽造の請求書作りに嫌疑を抱いている。民放テレビTF1が昼のニュースで報道した。
サルコジ前仏大統領は2012年の仏大統領選挙運動でやってもいない講演会の請求書を提出していたことが、サルコジの大統領選挙運動副責任者でUMP事務総長ジェローム・ラヴリヨウ(
Lavrilleux)氏が、5月21日にBFMテレビに出演して暴露してしまったことからこの事件は大問題になりジャン・フランソワ・コッペはUMP議長を辞任した。

サルコジは9月26日の仏国営放送テレビ・アンテナ2に出演しビグマリオン社の違法二重請求書などは自分に関係なく聞いたこともなかったと否定したが、当の候補者が知らないわけがないと疑問視されている。

拘置になったバスチアン・ミロ(Bastien MIllot)はビグマリオン(Bygmalion)社の唯一ある下請け会社エヴァン・アンド・シ(Event and Cie)の社長。フランク・アタリ、ギィ・アルベなど共同創立者の名前があった。

【参考記事】 

Bygmalion : quatre gardes à vue, dont Bastien Millot

http://www.europe1.fr/faits-divers/affaire-bygmalion-trois-personnes-en-garde-a-vue-2244781