2014年11月23日日曜日

オランドがシラク基金に賞 ジュッペ次期UMP仏大統領候補とサルコジ派のシラク婦人も出席

22日、パリでオランド仏大統領は元シラク大統領の基金に対し賞を贈った。これには国民運動連合(UMP)党の中で最優秀者とシラクがかって呼んだボルドー市長のアラン・ジュッペ元首相も出席した。またサルコジ前大統領を支援してきたシラク婦人ベルナデット氏も参加したが、意に反したのかケ・ブランレ博物館のレヴィストロース記念階段教室の壇上の下に一人静かにしていた。サルコジとジュッペが次の2017年の仏大統領選挙のUMP党内候補者選びで対立していることを知っているシラク婦人はこの二人の大統領がコレーズ県生まれの同郷人でありかつ長い親密な関係にある。それに巻き込まれて、サルコジに嫌われることを懸念した模様であった。
オランドはシラクが設立したエイズ患者支援の飛行機料金税策にできる限り応援する意思を宣言した。ジュッペは首相でしかなかったが、次は仏大統領に就任する可能性が出てきている人で、サルコジはジュッペが頭角を現してきたことを煙たがっている。フランス人はジュッペのほうがサルコジよりも好きだ。

ジュッペは国民運動連合(UMP)党内部での人気も急上昇だ。前2012年の仏大統領選挙ではシラクはサルコジに投票せずにフランソワ・オランドに投票した模様。養子のクロード・シラクさんはオランドに投票したと言っているのは知られている。前の選挙ではコレーズ県訪問時のテレビ報道ではシラクが「次は君だな」とオランドの肩をたたいて駅に出迎えて話しているのが報道されている。オランドはジュッペに関しUMP党員シラク派ならば当然ジュッペであるのは明快だと保守系新聞のフィガロ紙(Le Figaro.fr)で話している。